鷹取SH-16Sを岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に保管

京都大学グライダー部の格納庫で発見された国産グライダー「鷹取SH-16S」JA2102が、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に保管されることになり、2022年12月17日に輸送されました。

鷹取SH-16S JA2102 (京都大学宇治グラウンドにて)

SH-16Sは、横浜グライダークラブによ って 1968~1969 年に設計製作された木製単座グライダーで 、中央大学と京都大学で使用されました。型式名の「鷹取」は三浦半島の高取山に由来しています。
この京都大学機JA2102は、現存している唯一の機体です。

キャノピーや計器類は失われており、現在のところ博物館での展示計画もありませんが、決して多くない国産グライダーの歴史を伝える技術遺産として、今後の修復作業、ならびに適切な施設での恒久展示が望まれます。