JAXAのクインエアが退役

JAXA(宇宙航空研究開発機構)の実験用航空機として使われてきたJA5111 ビーチクラフト65「クインエア」が退役し、10月26日に日本航空専門学校能登空港キャンパスに引き渡された。
JAXAの報じた写真を見ると、キャビン窓の上に「49年間ありがとう」の文字が見える。
JA5111は1962年8月に初度登録された機体で、機齢は実に49年。もちろんビーチ65としては国内最後の機体。
JAXA公開イベントの折に、本機の整備について話を伺ったことがあるが、蒸気機関車を動態保存するような苦労があるとのことだった。
しかし、時間はかかってもアメリカから部品入手は可能だということで、感心したものである。
今後、本機は日本航空専門学校で教材として活用される模様だが、もっと飛び続けて欲しかったという思いも残る。
JA5111